結願 坂東33観音札所33番・那古寺
坂東33観音巡りも33番の那古寺をもって結願となりました。
日々健康に過ごせることへの感謝として、12年前、地元神奈川の
お寺から始めましたが、この間、車や公共交通機関を使って個人で
参拝したのは神奈川県の9寺、東京都の1寺、埼玉県の4寺のみ
でした。残り19寺は遠い所ばかりなので、夫の運転であちこち旅行
しながらのんびりと参拝できたら良いな~と思っていましたが、夫も
もうすぐ70歳。持病もあることから、長い運転は負担になると思い、
昨年からバスツアーに切り替えました。バスツアーは毎月組まれて
いるので、申し込みさえすれば10回で完了します。私は7回の参加
でしたが、この一年であっという間に終わりました。秩父34ヶ所と
西国33ヵ所を合わせて100寺参りをされる方も多いようですが、
お礼参りの長野県善光寺と北向き観音を済ませてからじっくりと考え
ようと思います。
清水寺を11時10分に出発し、外房の海岸線を御宿、勝浦、鴨川と
ひたすら南下し、途中トイレ休憩をとり、1時40分館山市のお寿司屋
さんに着き、遅い 昼食を頂きました。舎利が大きくお蕎麦もついてい
たので満腹になりました。食事時間は50分。那古寺には2時40分頃
着きました。
千葉県館山市那古1125
補陀落山 那古寺(那古観音) 真言宗智山派
ご本尊 千手観世音菩薩
開基:行基菩薩 創立:養老元年(717年)
那古寺は小高い山の那古山の中腹にあります。
バスを降り緩やかな参道を登って行くと、すぐに朱塗りの仁王門が
見えます。
立派な金剛力士像が安置されていました。金箔が少し残っていました。
昔は金ぴかの金剛力士像だったのでしょうか。
本堂(観音堂) 県指定有形文化財寺伝によると、那古寺は
養老元年(717)、行基菩薩が元正天皇の病気平癒を祈るためこの地
を訪れ、千手観世音菩薩を安置して祈願すると、天皇の病気は 平癒し、
天皇の勅により建てられたそうです。
堂内には厨子に納められた本尊・千手観音像、お前立ちの観音像、
銅造千手観音像(国重文、鎌倉初期)、大日如来像などが安置され
ています。 堂内外陣・内陣とも見る事が出来ましたが、撮影はすべて
禁止でした。
本堂は2008年3月改修されたそうです。
本堂前からは館山湾が一望できます。
多宝塔 宝暦11年(1761年)創建。県指定有形文化財。
補陀洛は よそにはあらじ 郡古の寺 岸うつ浪を 見るにつけても
補陀洛(ふだらく)とは観音信仰の中心地で、「眺望も絶景で海に
臨んで花咲き、鳥もさえずる極楽の境地」だそうです
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