医者に殺されない47の心得
「長生きしたけりゃデブがいい」とか「夫は犬だと思えばいい」
といった極論本が流行っているそうです。
本屋さんで目次だけを立ち読みして衝動買いした
「医者に殺されない47の心得」も、そんな極論本の
一冊だと思っていましたが、なんのなんの・・・
半年以上積んどく状態でしたが、やっと読み終えることが出来ました
著者は慶応大学医学部講師・近藤誠先生。
第60回・菊池寛賞受賞。
現在は100万部を突破するベストセラーになったそうです。
副題の通り、医療と薬を遠ざけて、
元気に長生きする方法が書かれています。
私が高血圧になった頃は、高血圧のことを成人病と
呼んでました。父の姉弟は5人で全員高血圧。
祖父が短命だったこともあり、若くして(40歳)高血圧になるのは、
人より老化が早いのだと、漠然と考えていました。
その頃は老いや老後に関する本ばかり読んでいました。
もし当時この本を読んでいたとしても、1年で急激に血圧が上昇し、
食事や運動に気を付けても血圧は下がらなかったので、
不安になり、多分薬に頼っていたと思いますが、
先生の言われる今の日本で大人がかかる病気はたいてい
「老化現象」で、医者にかかったり、薬を飲んだりして治せる
ものではない、という考えは納得が出来、今のように
生活習慣病といわれるよりは、ずっと気が楽だと思いました。
小瓶に挿しただけのポトス(根が出ています)と
ブラサボラ・リトルスターズ”夜香”(10月8日からずっと咲いています)
とホンコンシュスラン・ジェルオーキッドの鉢植えを
1つの籠にまとめてみました。
父の弟(叔父)はいま85歳。血圧が高く、
ずっと薬を飲んでいましたが、70歳の頃、薬を飲んでも、
飲まなくても数値が変わらないので(上が160位)、
薬を止めたという事を、父の法事の時聞きました。
叔父は現在、呆けもせず元気です。
フィンランドでは 最高血圧180以上の80歳を超える
高齢者に、降圧剤を飲ませなかったところ
飲ませて140以下に抑えるより 延命率が高かっ た
という実証データがあると、この本の中に書かれていました。
今私の血圧は薬で抑えられているので、上は120前後、
下は70前後 です。叔父ほど高くありませんが、
25年間も薬頼みの生活をしていると、
叔父のように、きっぱりと薬を断つ自信も勇気もありません
今年は伊予柑が豊作です。風で10個ぐらい落ちましたが、
50個ぐらいなっています。
夏ミカンが2つしかなっていないので、喜びもひとしおです。
先生は癌の放射線治療を専門とし、乳癌の乳房温存療法の
パイオニアとして知られているそうです。
そのため癌の記述が多かったように思いましたが、
100歳まで元気に生きられる「食」や「暮らし」の心得も
書かれていました。私にとって嬉しかったのは、
体重、コルステロールを「減らさない」健康法を選ぶという心得。
コルステロールは細胞膜を作り、各種ホルモンのもとになる、
命の維持に欠かせない成分で、不足すると癌だけでなく
脳出血、感染症、うつ病等による死亡が増える一因となるそうです。
ステーキでもトロでもイクラでも、美味しいと思うものは
何でも食べて、少し太った方が長生きするそうです。
少しが肝心なのですね。
鳥さんからのプレゼントの黄実の千両が色づき始めました。
2010年に初めて実を見つけたので、
木はその前から生えていたのでしょうね。
切り花にはしていないのですが、赤い実のようには増えません。
ピンピン100歳への体づくりは「毎日タマゴと牛乳」から
ビールは1日にロング缶2本までなら「百薬の長」
コンブやワカメを摂りすぎるとガンになる
コラーゲンでお肌はプルプルしない
グルコサミンは膝に直接届かない
「高血圧」に塩はダメは嘘 自然塩より精製塩が安心
コーヒーはガン 糖尿病 脳卒中 ボケ 胆石 シワを遠ざける
等の「食」の心得が書かれていました。
「高血圧に塩はダメは嘘」は
ちょっと?でしたが、世界的なデーターでは塩が足りない
人の方が病気なりやすく、短命なのだそうです。
100歳まで元気に生きる暮らしの心得も
納得のいくものばかりでした。
秋が深まり、ユリオプシス・クリサンテモイデスの黄色が一層鮮やかになりました。
点滴だけで生きている母を見て、昔の老人のように、
食べられなくなったら何も食べす、
布団の中で眠るように死にたいと思いました。
自分が十分に生きたと思ったら、最期位は自分の
意思で決めたい。その時のためのリビングウィルが
最後に書かれていましたが、とても参考になりました。
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