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2013年12月20日 (金)

綿入れ袢纏と母

Sdsc00585

母は庭仕事が好きで、お天気の良い日はほとんど外に

出ていましたが、足腰が弱くなると、よく針仕事をしていました。

この時代遅れの綿入れ袢纏は、母が85歳位の時、

父の形見の着物で作ったものです。だいぶ草臥れてきましたが、

お風呂あがりや、夜パソコンに向かっている時、

今でも時々着ています。素朴で優しく暖かな綿入れ袢纏を

羽織ると、なぜかホッと心が安らぎます。

 

Sdsc00582

一枚の着物から、何枚かの袢纏を作ったのでしょう。

布を接(は)いで作ってあります。何でも無駄にしない母でした。

心をこめた仕事はちゃんと生きています。

 

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寒空の下、ルドベキア・タカオが一輪咲いています。

根元の近くで小さく、儚げに・・・

盛りの時期はとっくに過ぎたのに、そんなに頑張らなくてもいいんだよ。

と、一声かけてあげたくなりました。

 

 

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