綿入れ袢纏と母
母は庭仕事が好きで、お天気の良い日はほとんど外に
出ていましたが、足腰が弱くなると、よく針仕事をしていました。
この時代遅れの綿入れ袢纏は、母が85歳位の時、
父の形見の着物で作ったものです。だいぶ草臥れてきましたが、
お風呂あがりや、夜パソコンに向かっている時、
今でも時々着ています。素朴で優しく暖かな綿入れ袢纏を
羽織ると、なぜかホッと心が安らぎます。
一枚の着物から、何枚かの袢纏を作ったのでしょう。
布を接(は)いで作ってあります。何でも無駄にしない母でした。
心をこめた仕事はちゃんと生きています。
寒空の下、ルドベキア・タカオが一輪咲いています。
根元の近くで小さく、儚げに・・・
盛りの時期はとっくに過ぎたのに、そんなに頑張らなくてもいいんだよ。
と、一声かけてあげたくなりました。
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