7月7日(土)、バスツアーで坂東三十三観音巡りに行ってきました。
今回は栃木県の中禅寺、群馬県の水澤寺と長谷寺(ちょうこくじ)です。
参加者は25名。生憎の雨でしたが、大型バスにゆられて、ゆったりと
お参りすることが出来ました。長距離だったのでバスの運転手さんは
2人。先達さんは奈良のお寺から来られたY先生でした。
07:10集合 07:12出発 東名町田ICから東名高速→首都高速→
東北自動車道(羽生PAトイレ休憩08:52~09:10)→日光宇都宮道路
(日光IC10:04)→いろは坂→中禅寺(多分10:30頃?~11:17)
日光市中禅寺歌浜2578
日光山 中禅寺(立木観音) 天台宗
本尊 千手観世音菩薩
拝観料 500円(20名以上の団体は450円) 納経代 300円
山門
中禅寺は西暦784年、下野国芳賀で生まれた勝道上人により創建され
ました。ご本尊は勝道上人によって彫られたという千手観音で、立木の
状態で彫られた仏像なので別名「立木観音」と呼ばれ、国の重要文化財
に指定されています。世界遺産「日光山 輪王寺」の別院でもあります。
正面左右には仁王像、裏側には風神・雷神の像が安置されています。
山門ではお坊さんが出迎えて案内をして下さいました。
合掌・一礼をしてから山門をくぐり、延命水で手を清め、口をすすぎ
お線香、お賽銭をあげて観音堂に入りました。
立木観音堂
観音様を前にお経を唱え、お参りしました。さすが重要文化財だけのこ
とはあり、素晴らしい観音様でした。胴体部分は根がついたままの立木
の状態で彫られたことは前にも書きましたが、左右の手は寄木造りで、
素材はカツラだそうです。驚いたことにお参りが終わると、お坊さん
から太陽の光を浴びると変色するお守のセールスがありました。宝くじ
が当たった人は黄色に変色したとか。時代は変わったものですね。
1000円位なら記念に買ってもよいと思いましたが、2000円だったの
で止めました
一番奥に小さく写っているのが五大堂。観音堂から渡り廊下(階段)
で繋がっています。この中には立派な五大明王像が祀られていました。
素晴らしい龍の天井画や特別拝観で勝道上人が使用したと言われる
鉄杖も見ることが出来ました!
五大堂からの眺め
お天気が良ければこの先に中禅寺湖や男体山の景観も楽しめたはず。
波之利(はしり)大黒天堂
大黒天が波の上を走って現れたので、この名がつけられたそうです。
秘仏でこちらのお坊さんもまだその姿を見たことがないそうです。
大黒天は七福神では食物・財福を司る福の神様だそうですね。
沢山拝んでくれば良かったのですが、写真を撮っただけでした
愛染堂
愛染明王像が祀られています。愛染明王は「恋愛・縁結び・家庭円満」
などをつかさどる仏様だそうです。
愛染堂の前にある愛染かつらの木。
ここで映画「愛染かつら」が撮影されたそうです。
病気の方の身代わりでこぶができたといわれている「身代わりのこぶ」
ご詠歌
中禅寺 登りて拝む 湖の 歌の浜路に 立つはしらなみ
中禅寺湖畔のお食事処でお昼御飯。湯葉のお刺身が美味しかったです
時間があったので、お天気さえ良ければ湖畔を少しは散歩出来たのです
が残念でした。(昼食11:22~12:10)
小学校の修学旅行生もお弁当を食べていましたが、こんなお天気でほん
とに可哀そうでした。
中禅寺湖やいろは坂も目の前の景色しか見えません。昼食の後は
元来た道を戻り、東北自動車道の岩舟JCTから北関東自動車道を経て、
群馬県の水澤寺へと向かいました。
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