横浜・山手西洋館~みなとみらいまでのウオーキング⑥大仏次郎記念館と神奈川近代文学館
「港の見える丘公園」には2つの文学館があります。「大仏次郎記念館」
と「神奈川記念文学館」。中学時代、授業はそっちのけで黒板の上に貼ら
れた文学年表をよく見ていたので、大仏次郎の名前や作品は知っていま
したが、本は読んだ事がありません。略歴を調べてみると、横浜市生まれ
の小説家本名:野尻清彦(はるひこ)、東大卒、ご存知「鞍馬天狗」の作者
で、大衆小説を知識人の読み物に高め、猫好きで鎌倉をこよなく愛し、
本好きが高じて作家になった人。「帰郷」「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」などの
作品もあります。機会があったら一度読んでみたいです。
神奈川記念文学館では「茂吉再生-生誕130年斎藤茂吉展」が開催され
ていました。お昼を中華街でとる予定でしたが、大幅に時間が遅れ、お腹
がペコペコだったので、喫茶室で軽食をとりました。
少し元気が出たので、「茂吉展」も見てきました。毛筆で書かれた少年
時代の日記、息子・北杜夫に宛てた書簡、絵や書、数々の歌を通して
茂吉の素顔を垣間見ることが出来ました。10歳の頃の絵がとても上手
だったこと(絵描きさんになりたかったとか・・・)
23歳の時、10歳の齋藤輝子と婚約したこと。その妻が銀座のダンス
教師とふしだらな関係を持って、マスコミを騒がせたことなど衝撃的な
ことも知りましたが、56歳の時録音された自作の短歌を朗読する肉声
はしみじみとした、語りかけるような口調でとても感動的でした。
観覧料は600円ですが、65歳以上なので300円でした。
神奈川記念文学館付近から見たベイ・ブリッジ
のど赤き 玄鳥ふたつ 屋梁にゐて 足乳根の母は 死にたまふなり
中学の教科書に載っていた短歌です。そのころ学んだことは幾つになっ
ても忘れません。
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