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2012年6月 5日 (火)

横浜・山手西洋館~みなとみらいまでのウオーキング⑥大仏次郎記念館と神奈川近代文学館

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「港の見える丘公園」には2つの文学館があります。「大仏次郎記念館」

「神奈川記念文学館」。中学時代、授業はそっちのけで黒板の上に貼ら

れた文学年表をよく見ていたので、大仏次郎の名前や作品は知っていま

したが、本は読ん事がありません。略歴を調べてみると、横浜市生まれ

の小説家本名:野尻清彦(はるひこ)、東大卒、ご存知「鞍馬天狗」の作者

で、大衆小説を知識人の読み物に高め、猫好きで鎌倉をこよなく愛し、

本好きが高じて作家になった人。「帰郷」「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」など

作品もあります。機会があったら一度読んでみたいです。

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神奈川記念文学館では「茂吉再生-生誕130年斎藤茂吉展」が開催され

ていました。お昼を中華街でとる予定でしたが、大幅に時間が遅れ、お腹

ペコペコだったので、喫茶室で軽食をとりました。

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サンドイッチセット¥950

少し元気が出たので、「茂吉展」も見てきました。毛筆で書かれた少年

時代の日記、息子・北杜夫に宛てた書簡、絵や書、数々の歌を通し

茂吉の素顔を垣間見ることが出来ました。10歳の頃の絵がとても上手

だったこと(絵描きさんになりたかったとか・・・)

23歳の時、10歳の齋藤輝子と婚約したこと。その妻が銀座のダンス

教師とふしだらな関係を持って、マスコミを騒がせたことなど衝撃的な

ことも知りましたが、56歳の時録音された自作の短歌を朗読する肉声

はしみじみとした、語りかけるような口調でとても感動的でした。

観覧料は600円ですが、65歳以上なので300円でした。

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              神奈川記念文学館付近から見たベイ・ブリッジ


のど赤き 玄鳥ふたつ 屋梁にゐて 足乳根の母は 死にたまふなり

中学の教科書に載っていた短歌です。そのころ学んだことは幾つになっ

ても忘れません。

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