いよいよ今日が旅行最終日。初めて朝から小雨に降られました。
この旅行で、バスガイドさんから最初に聞いたのが、沖縄や宮古の
方言でしたが、英語より難しく、ほとんど頭の中に残っていません。
次に説明を受けたのが、車窓から見た人頭税石の話。
今日は窓側に座ったので、写りは悪いのですが、写真が撮れた
ので、そのお話を御紹介をさせていただきます。

人頭税石(にんとうぜいせき)、別名「ぶばかり石(賦測石)」
手前の高い石が143cmの人頭税石、隣(右後)は役人が座る石
1637年から1903年・明治36年の約266年間、宮古・八重山では15歳に
なり、身長がこの石の高さ(143cm)になると税を賦課されていたそうです。
この石で本当に身長をチェックしていたかどうかは、定かではありませんが、
その税がとても過酷で、今の貨幣価値に換算すると、収入10万円に対して
税が8万円。男性は粟、女性は上布で納めていたそうです。
今の私たちなら、そんなに高い税金を黙って納めることはしませんが、
当時の方たちはずっと耐えてきたのですね。ガイドさんの説明がなければ、
見過ごしてしまいそうな石。400年近くもの間、この地に住む人々の
暮らしを、どのような思いで見つめてきたのでしょうか。

今日、最初に訪れたのは東急リゾート前の前浜ビーチからも
見えた来間島。橋を渡り小高い展望台から写真を撮りました。

来間大橋は宮古島と来間島を結ぶ全長1690mの橋で、1995年
に開通したそうです。農道としては最長の長さを誇る橋だそうです。
池間大橋を通った時、海の色が濃い場所が珊瑚礁だとガイドさんが
教えて下さいましたが、ここもそうなのでしょうね。小雨が降っても
こんなに海の色が綺麗なのは珊瑚のなせる技だと思いました。

次に訪れたのが砂山ビーチ。駐車場にからしばらく歩くと、舗装
された道路はなくなり、砂山の小道を下っていくことになります。
足元が悪かったので、一部の方はバスの中で待機されていました。
砂山の中腹から見た砂山ビーチと美しい海。来て良かった!!!
隆起珊瑚礁で出来た洞窟です。上部の浸食が進んでいるようで
ネットが張られていました。こちらの砂浜もサラサラと粒が細かく、
裸足で歩いても気持ちが良さそうでした。

洞窟越しの海。
思わず中を覗き込んでみたくなるような、造形の美しさ。
大きくな波が押し寄せて、靴を濡らしてしまいました
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楽しい2泊3日の宮古5島めぐりの旅は終わりました。
宮古11:40発のJTA558便で那覇へ。那覇からは12:50発
羽田15:00着のJAL910便で戻る予定でしたが、2月29日の
東京は大雪だったため、那覇空港で1時間の足止めになりました。
ゆっくり出発、早めの帰宅が売りのツアーだったので、
6時過ぎには無事、家に着くことができました。
長~~~い旅日記にお付き合い下さった皆様。
タンディガータンディ ~ ありがとうございました。
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